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11月

2009.11.27(金)

ひつじ新聞の季節になりました。

気づけば、来週からは師走の月。
年賀状にかえて、著者の先生方をはじめとした皆さまにお送りしているひつじ新聞をそろそろつくりはじめなければ、という季節となりました。しかし、つくりはじめなければ、というのは実は遅かった……昨年のカレンダーをみると、昨年より少し、遅れぎみなことが今日、発覚しました。

というわけで、ひどくあせってまいりましたが、新春も皆さまのもとにひつじ新聞をお届けできるよう、細間編集長とともに、新聞発行に向けて邁進してゆきたいと思います。

ついに次の干支のことを考える季節になってしまいました。個人的な年賀状のやりとりは年々少なくなるばかりですが、今年もぼちぼち書いていきたいと思っています。



2009.11.24(火)

年も暮れてきました

朝目覚めると、外が薄暗く
非常に起きにくい季節になってきました。
寒さに弱いため、布団から出るのに
一日の全エネルギーのうち、かなりの量を費やしています。

今年もあと1ヶ月と少しです。
ひつじ書房でも年越しに向けて、準備が進んでいます。
一年を振り返ってみると本当に色々なことがあり、私にとっては激動の日々でした。
編集作業や学会参加、出張で初めて行った街とその土地の食べ物など (靴底という名の魚を食べたのが印象深い。見た目は普通。とてもおいしかったです)、
得たものは数え切れません。


いつの間にか、4冊目の本が出ようとしています。
『言語・脳・認知の科学と外国語習得』は、 カバーのデザインに大きな思い出のある一冊です。
熟成されて、ついに明日、生まれてきます。
本が印刷所されて出来てくる日は、朝から落ちつかないのですが
おかげで明日は寝覚めがよいかもしれません。




2009.11.12(木)

1111

昨日、11月11日は「ポッキー&プリッツの日」でした。

1が並ぶ様が棒状のポッキー&プリッツを想像させるからでしょうか?
グリコのホームページによると、平成11年にスタート(111111だったんですね)し、今年で11回目を迎えたとのこと。まだまだ定着した印象はありません。

韓国ではポッキーの類似品「ペペロ」があることから、この日を「ペペロデー」として、プレゼントしたり、交換したりと街はペペロ一色。記念日大好きの国民性もあってか、日本とはくらべものにならないくらい盛り上がります。
以前、この時期にソウルに行ったときは何のイベントかわからずに、山積みのチョコレート菓子を見てびっくりしました。
日本円にしてひとつ70円、国民に広く知ってもらうにも魅力的な値段です。

さて、2年後(気が早いですが)は、111111【2011年11月11日】!
日本でももう少し広まり認知されるかと、楽しみです(ポッキーをもらえるのが)。

これを書いていて久しぶりにポッキーが食べたくなりました。たまーに食べたくなる、なつかしい味ですよね。

今週末は日本英語学会@大阪大学です。はりきって頑張りたいと思います。




2009.11.5(木)

小林さんと文字組

いよいよ11月になって、急に寒くなりました。インフルエンザも流行しているとのこと、みなさんも十分お気をつけください。

先月のことになりますが、小林敏さんという日本エディタースクールの書籍を監修してこられた編集の大師匠でもある方に、ひつじ書房で「組版講習」をしていただきました。

組版には大きな決まりがあって、その下に「ハウスルール」という出版社ごとの決まりがあります。今回の講習では、一般的なルールを教えていただきました。ひつじ書房は研究書の出版が主ですので、横組みの書籍が多いのですが、今回の講習ではより一般的な縦組みについての「文字組」についても学びました。さまざまな括弧や句読点などの「約物」が、各出版社の「ハウスルール」に基づいてどのように組まれているのかを、例文を見ながらじっくりと観察しました。
たとえば、毎日見ている新聞の文字組は、あらためて例を目にしてみると、とても違和感があります。新聞の紙面は文字が大きく、1行あたりの文字数が少ないため、行頭にくる約物がかなり許容されています。新聞には新聞用の、文庫には文庫の読みやすく工夫された組み方があり、わたしたちはいつもそういう文字組を目にしていることをあらためて発見し、文字をじっくりと見るようになりました。

そのほかにも、文字コードについて、小林さんのわかりやすい図示のおかげで、どの文字コードとどの文字コードがどう重なっていてるのかということも理解しました。小林さん情熱的な講習で楽しく学ばせていただきありがとうございました。



2009.11.5(木)

松江で、まちと学会

秋の日本語学会に参加しました。
木曜の晩に出雲空港に到着したら、「歓迎 近代語研究会 方言研究会 日本語学会」の文字が目に飛び込んできました。その看板も決して大げさではなく、松江中が学会関係者でうめつくされた印象がありました。
松江はおだやかな湖のあるまちで、水のかおりのする、よいところでした。めずらしいものなども食べる機会がありました。
地元の「だんだん」も聞くことができましたが、想像していたよりずっと軽やかでした。宿のとなりにあった神社のおやしろも趣深く、偶然蜘蛛が巣をはるところなんかもみることができ、満喫しました。
わたしは方言研究会から参加しましたが、たくさんの先生方にお目にかかることができ、また、一年ぶりにお会いした出版社の方もいました。

口頭発表の中では、北海道大学大学院生の高木維さんのご発表「明治初期における「ら」字形と新しいテンの出現 」を聞きましたが、大変興味深いものでした。あたられた資料などをみていると、いつも思うのは、タイポグラフィ研究と隣接分野であるのに、なぜ相互交流があまり活発でないのだろうか、ということ。これから、よりお互いが刺激し合うようになるとよいなと切に願います。

それ以外はだいたいブースで書籍を販売していたわけですが、途中抜け出し、欲しかった本、新たに欲しくなってしまった本など、数冊購入できたことも収穫の一つです。
いろいろな方にお会いし、つねにアンテナを張っていなければ、とひきしまる思いで東京に戻ってきました。東京に戻ったら、すっかり寒くなっていて驚きました。

皆さまもお身体にはくれぐれもご留意ください。



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