スピーチ大会に行ってきました
今日は日本語学校のスピーチ大会に審査員として参加してきました。
みなさん、とても上手で、すばらしいスピーチ大会でした。
なんと、スピーカーの中には、7月に日本にやってきたばかりの生徒さんもいらっしゃったとのことで驚きました。(語学の習得能力というは、やはりセンスなのでしょうか…)
上手、というだけでなく、内容も興味深いものが多かったです。
どれもおもしろかったのですが、特に、日本での日常的・非日常的な経験をさらっと語っている中に、自分の変化をおりこんでいるものが印象深かったです。
その変化とは、心境であったり行動であったりと様々ですが、留学生活における成長の過程を聞いているようで、ほほえましく思ったり、また考えさせられるものでもありました。
中には、警察に何回も呼びとめられる中で、はじめは緊張していたが、怖い警察官たちと自然に喋れるようになった、そしてそれは会話の練習である、と笑わせてくれた生徒さんもいました。
彼はとてもユーモラスに語ってくれたので、思わず笑ってしまいましたが、外国人登録法のことや昨今の厳しい入管のことなどを考えると、ただ笑って聞いているだけではすまされない問題がひそんでいると思います。
ネガティブな話題をポジティブに、ユーモラスに語れるかもスピーチ力のひとつのポイントかもしれません。
日本語学校の生徒さんたちのすばらしいスピーチを聞いて、自分もがんばらなくては、とひきしまる思いです。審査員に呼んでくださったK先生、本当にありがとうございました。
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