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4月

2009.4.30(木)

休みの過ごし方
今日は4月最後の日です。
今年はゴールデンウィークが長く、人によっては16連休にもなるそうです。小学校の春休みくらいあるのではないでしょうか。
東京ディズニーランドはもう混んでいるとTVで見ましたが、コース料理がメインから出るような驚きを感じます。ゴールデンウィーク後半はどう過ごすのだろうと思いました。このままメインディッシュが続くのでしょうか。ちょっと胃がもたれそうです。
休みの日に何をするかというのは、食べ物の志向以上に個性がでるような気がします。
他の人から見ると、それで疲れがとれるのかと思うような休日の過ごし方が 意外に本人には合っていたりするようです。

私は眠るのが好きなのですが、ずっと寝続けると逆に疲れます。
本を読んだり歩いたり、好きなことを少しずつするのですが、疲れがとれるような過ごし方かどうかはあまり考える機会がなかったように思います。
休みが長くなると計画が大切になってきますが、今年は秋にも連休があるので 休日をうまく活用することを考えてみたいと思います。

竹下




2009.4.24(金)

会話の転がる先を考える

私は誰かと話していると、話があらぬ方向へとどんどん転がって、「なんでこの話になったんやっけ」となることがよくあります。
まさに、ローリング・ストーリ、そのときに話がどう転がったか、履歴をたどるととてもおもしろい結果が得られます。
いわゆる「脱線」というやつですが、脱線して一周して元に戻ることもあり、会話というのはほんとうに興味深いと思います。

そんな、方向を定めずにはじめる会話もあれば、「これを聞きたい」という目的をもった会話の開始というのもあります。「これを聞きたい」という目的を遂行するためにどうするか。
「ずばり」、と単刀直入に切り出し問うこともあれば、回りくどく質問を重ねて目的にたどりつくという場合もあるでしょう。

質問の往復でのぞむ返答を得ようとする場合、何ターンまでを予測し、構築できるのか。そんなことがふと気になりました(もちろん、予測はすぐにくつがえされ、別の方角から攻め入る、ということの繰り返しとなることが多々であると思います)。

その空想の中での応答集が脚本であり、それでご飯を食べている方々もいらっしゃるわけですが、会話のインタラクションも、それをしばって構築する脚本も奥深い世界であるなあと感じます。

この春刊行した内田安伊子先生の『判定質問に対する返答ーその形式と意味を結ぶ談話規則と推論』は、イエス・ノーを問う質問(判定肯否質問)に対して、イエス・ノー以外の答え方で応答するその返答についての研究です。様々なドラマの脚本を例に挙げ、文脈への依存度の高いこれら発話を観察、発話解釈における談話規則と推論の関わり方を考察した本です。詳細はこちらをぜひご覧ください。



2009.4.23(木)

当たった感
懸賞に当たりやすい人がたまにいます。

私はそういったものにはあまり縁がなく、
福引きでは必ずティッシュをもらう方です。
8回も引いたのに、全部ティッシュです。
ちょうど真冬の北海道で、鼻水がとまらない時期だったので
ありがたく使わせていただきましたが
もう少し「当たった感」が欲しいと思いました。

こんな私ですが、信号に対してはとても運がよく(?)
あまり止まらずに目的地へ着くことができます。
気のせいかと思っていたら、
以前通っていた整骨院の先生は真逆のタイプで
信号には止められる、
車で角を曲がろうとするとほぼ毎回歩行者が通るなど
異様な引きの悪さでした。

信号に止められないことは急いでいる時には助かるのですが、
肝心の「当たった感」はほとんどありません。

たまには何かを当ててみたいものです。


竹下




2009.4.16(木)

いいにくい言葉
丸の内線を使って通勤しているのですが、
通過駅に「赤坂見附」という駅があります。
車内アナウンスを聞くとかならず
赤坂って言いにくそうな地名だなあと思います。
が、言ってみると意外にかまないものですね。
赤坂サカスも、かみそうでかみません。

逆に、かまないようで意外にかむ言葉として
「ひつじ」があります。
言ってみて初めてわかったのですが、かなり難しく
社名に入っているので電話の時は油断できません。
じつに緊張の毎日です。

竹下




2009.4.10(金)

定食

先日、森脇と早稲田に行く用があり、昼間にバスで早稲田に行きました。 お昼時のため、昼ご飯を食べようと、早稲田大学の付近を、「ごはんや」を求めて、歩きました。
大学の周りだから、定食屋がたくさんあるかと思いましたが、あるのは、定食といっても「とんかつ」「メンチカツ」「ミートソーススパゲティ」「豚の生姜焼き」という、若者の大好きな、ボリュームのあるメニューでした。

森脇と「ちょっと重い」という話をし、そういうお店を何件か見送って、ちょっと「軽め」の、魚の定食のある店をみつけ、入ることにしました。 店に入ると、お客は学生よりも、先生(らしき人)の割合が多くて、少し納得しました。

煮魚定食は人気らしく、すでに売り切れていたので、私は焼き魚定食にしました。森脇の頼んだ二重弁当は、その名前通り、弁当で、エビフライももちろん冷たいエビフライだったようです。そこまで忠実にしなくても。



2009.4.10(金)

春が来て

鼻水ばかり出てのどが痛むので、花粉症かなと思ったら風邪だった、板東です。

担当している書籍が続々と刊行し、まだまだこれからのものもたくさんあるのですが、すこしひと段落、というところで見事に風邪を引いてしまったようです。からだというのは不思議だなあとつくづく思います。想像しているよりもずっと、「そと」のことをよく知っているのです。

新しい年度となり、忙しい毎日をお過ごしの方も多いのではないでしょうか。 体調をくずしやすい季節ですので、皆さま、どうかすこやかにお過ごしください。

まもなく学会シーズンがはじまり、ひつじ書房の面々も各地の学会へ駆け回ります。先日の社会言語科学会に参加しましたが、多くの先生方にお会いすることが出来、ご挨拶が出来て、とても充実した学会でした。春の学会シーズンはこの春で2回目となりますが、「またこの季節が来たのだな」と言いたいような気持ちです。 どこかの学会でお会いする際には、どうぞよろしくお願いいたします。



2009.4.10(金)

花粉症
いつの間にか、桜のかわりに色々な種類の花が咲き始めました。
地元ではあまり見ない山吹の色が
すごくきれいで気に入っているのですが、
花が咲くと同時になんだかくしゃみの回数が
多くなってきたような気がします。

ついに花粉症デビューかもしれません。

杉の木が少ない土地で育ってきたため、
今まで花粉を気にすることもなく 過ごしてきましたが、
まさか東京に来てこんなに早く発症すると思いませんでした。
来年からはマスクを片手に外出することになるかもしれません。

それはそうと、何の花粉に対して発症したのかすごく気になります。
時期的にいって杉ではないと社内のMさん
(ひつじにはイニシャルがMの人が多いですね)が言っていたので、
いっそう謎が深まります。

竹下




2009.4.9(木)

今月も前月に引き続き新刊が

たくさん出来てきていますので、こまめにアップしている新刊紹介ページをどうぞご覧下さい。

先日出来上がってきた『昭和十年前後の太宰治』は、硬派(?)な縦書き文学研究書で、充実した新しい太宰研究です。カバーの写真は、トップページでも書いてあるとおり、昭和9年の神保町交差点です。今ではもう見る影のない大きな靴屋さんの看板がカバー後ろ側に(なんと説明すればいいか分かりませんが業界的には表4の位置に)でかでかと見えます。お洒落です。丸十靴店というそうですが、ネットで検索してもそれらしきものは見つかりませんでした。その他には、「西洋楽器」と書いてある暗い看板や島崎書院と書いた出版社でしょうか?今では見ることのできない看板が見えます。看板の上に広がる空には、電線がちょっとありえないくらいたくさんあります。蜘蛛の巣のようです。電線や電柱といえば、一人でデジタルアニメを作り上げ有名になった新海誠や、エヴァンゲリオンの庵野秀明の作品中にやたらと出現することが思い浮かびますが、この写真は彼らにはたまらないかもしれません。そして地面に目をやると、信号が丁度青に変わったところなのでしょうか、たくさんの自転車に乗った人が今まさによーいドンで飛び出しているところのようです。スピードが出ているのか自転車に残像がかかっていて普通の自転車に乗った様々な職種の人たちの自転車レースのようです。自転車レースといえば、ジブリでも活躍している高坂希太郎によってアニメ映画化された黒田硫黄の『茄子』がありますが、黒田硫黄の筆で書いたような無骨な線がこの昔の写真とマッチして不思議に思い出されます。なぜか、そちらの自転車の方を見ようとしない警官らしき人が交差点の信号の袂で直立してこちらを見ているのが笑いを誘います。

なかなかぴんと来る写真がなく、資料を探し求めてさまよい歩いた甲斐があり、面白い装丁になったのではないかと思います。調べていて分かりましたが、昭和十年前後縛りで町の写真を探そうとすると、予想以上に選択肢が狭まります。当時の写真家は名前を覚えることができる位しか写真が残っていませんでした。しかし探せば色々あるもので、現在とは全く違う当時の様子を色々と写真で見ることができ、貴重な体験でした。これから100年後の人のために、自分もたくさん写真を撮って残しておくべきかもしれませんね。

本書の著者の研究仲間の方が、ホームページで本書の装丁を見て「類例を見ないかっこよさ」と仰って下さったとのことです。読者の方にそう言っていただければ……私は感無量です。




2009.4.2(木)

春風
きょうは、朝から突風が吹いていました。 家を出て、駅に向かうまでには、追い風が吹いていて、前に進むのがやっとでした。 今日は、ゴミの日だったので、道路には、ゴミが散乱して、吹き荒れていました。 カラスが荒らした様になっていて、そうじするのは、大変です。

風には、通りみちというのがあって、ひとつ道を入ると、ぴたりと風がやんでいる道もあります。ふしぎです。

駅から会社までの道のり(湯立坂)は、まさに「風の通りみち」で、ふだんでも風がよく吹いています。
今日は、いちだんと風が吹いていましたが、今の季節は、ピンク色のはなびらがいっしょに吹いているので、いつもより風流なきがします。




2009.4.2(木)

学会
先日、学会出展に参加させていただきました。
東京外国語大学の構内は移転してから年数が浅いため、
とてもきれいでした。
多くの先生方ともご挨拶でき、
学会後の懇親会・未来を作る会では楽しくお話をしていただいて
本当に有意義でした。
もっと専門的な知識や業界について知っていることがあれば、
先生方の会話がよりたくさん理解できたことと思います。

その時知ったのですが、
私の母校は変わった講義題目が特に多いようです。
(魚の)サケ学入門をはじめとして
ヒグマ、ムーミンといった単語が
平気で講義題目にのぼります。
そんなに珍しい講義の多い環境だったことを今になって気付き、
色々な意味で新しい発見の多い日となりました。

竹下




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