学校図書館リンク集

学校図書館リンク集

Googleに学校図書館とキーワードを入力して、その中から松本が選びました。不完全なものですので、こんなよいページがあるということ、リンクしてほしいなどのご連絡をいただきましたら、対応したいと思っています。

学校図書館の現状は、不満足なモノであると思いますが、そのことについての私の認識は次のとおりです。ここご意見などもいただけましたら、幸いです。

松本功
連絡先 isao@hituzi.co.jp

先進的事例

足立正治さん 甲南中学校・高等学校図書館
4万冊をこえる蔵書・視聴覚資料・無線LANを完備

学校図書館情報化計画(横浜市立盲学校)

川崎市立川崎総合科学高等学校図書館

American Association of School Librarians(アメリカ学校図書館協会)


研究・提言

西田さん 学校図書館と情報教育
現在の全体像をつかむのには一番わかりやすい。

学校図書館勉強会・学校図書館メーリングリスト
中村百合子さん

関口礼子さん(大妻女子大学教授)
教育改革の中心的担い手:学校図書館 生きる力を育み、個性を伸ばす教育の源泉
カナダの事例をもとにしたもの

坂本旬さん 研究室(法政大学助教授)

情報活用能力の育成を推進する学校図書館のありかた及び学校図書館における生徒の情報収集・活用能力の育成に関する研究(郡上北高等学校図書情報部)
詳しくはないが高校生がまとめたものとしてはおもしろい。

長谷川さん 図書館員のためのインターネット
大学図書館司書のたちばから、共図書館を含め、リンク、情報量が多い。


市民の立場から

全国の学校図書館に人をの夢と運動をつなぐ情報交流紙「ぱっちわーく」

子供の文化ネットワーキング 『子どもの権利ネットワーキング97』〔クレヨンハウス)

進化する図書館の会
学校図書館についてはどう取り組んでいったらよいのだろう?

ビジネス支援図書館推進協議会
学校図書館の就業支援が次の課題であるとしたら、参考になるだろう。


現状・基礎的な調査

全国学校図書館協議会
日本における元締め。問題点を指摘する視点がもっと多いとよいのだが。文部科学省の外郭団体では仕方がないか。

カリキュラムとしての司書教諭課程のサンプル(明治大学)

学校図書館の現状に関する調査結果(概要)
平成15年1月29日
文部科学省初等中等教育局

公共図書館と学校図書館の連携
図書館流通センター連載コラム 図書館資料研究会代表 山崎哲男さん他

未来の図書館−教材パッケージのレビュー。イギリスの教材。

Becta :: British Educational Communications and Technology Agency
上の教材を作ったところ。

全國専門高等學校図書館協議會 (現在はアクセスできず)
専門高等学校に期待している。


 

なにゆえ、戦後50年間をこえて学校図書館法が実効性のあるものになってこなかったのか

なにゆえ、戦後50年間をこえて学校図書館法が実効性のあるものになってこなかったのか、ということを考えますと、いろいろな原因があると思います。本質的なことで考えますと一言で言うと、大人が情報の必要性を実感してこなかったからだと思います。

大きな会社に入れば、生涯安泰で、情報を収集する必要がなく、中堅の企業であっても、発注元の親会社の担当者とゴルフに行くことがもっとも効果的な意味のある情報入手法であった時代には、自分の力で情報を入手する必要もありませんでした。

また、企業が系列によって仕事が流れている社会では、重要な情報自体が社会に出てこないという現状で、公開されている情報を一生懸命に集めて、案を作って提案しても、たいていは人間関係で決定されてしまうのであれば、情報の収集や分析の意味がありません。

(人間関係は、よい意味でも重要な情報源です)

そのような社会では、情報を効率よく、専門家の支援を得て、見つけることの意味がありません。大人たちも、子供に必要な情報はせいぜい受験のための情報か、時間つぶしのための情報程度で、情報が人生に必須なものであるとは思ってきませんでした。大人たち自身がそうなんですから。

子供たちがアクセスできる情報の内容によって、人生が変わってしまうという切迫した気持ちがなければ、学校図書館を充実させなければならないという気持ちは、本人たちにも、親たちにも生まれようがありません。

しかしながら、ある意味では非常に大変なことに大人たちもリストラにあう可能性が大きくなり、大企業に入っても、スキルや能力や情報力を充実させないとどうなるかわからない世の中になりつつある状況ではじめて、情報に対してまじめに考えるようになりつつあるということだと思います。

情報の点でも意志決定の点でも、オープンな社会に変わりつつあること

情報と個人の才覚で、過程も結果も左右される時代に変わりつつあること

総合的な学習に対応するために学校図書館があるのではなく、総合的な学習が目的としている市民を育てていくミッションに学校図書館が、機能すべきということだろうと思います。

このような社会になって、はじめて情報が重要性を高めてきたということがいえると思います。情報が重要であると言うことに気がつき始めていますが、そのことを支援する組織が図書館であるということにまでは、まだまだ遠い状況のようです。

驚くべきことに、マスコミの関係者はほとんどこのような認識がないようですので、こつこと考えを広めていかなければなりません。