続く、学会出張2008秋

2008年10月22日(水)

そして続く、学会出張2008秋

社会言語科学会・認知言語学会にはじまった学会出張は、10月半ばを過ぎて、中盤に入りました。日本語教育学会が山形大学で、日本語文法学会が、甲南大学で開かれました。これから、東北大学(日本近代文学会)、岩手大学(方言研究会、日本語学会)、筑波大学(英語学会)、金沢大学(言語学会)、北海道大学(第2言語習得研究会)に行く。11月末までかなりの学会が続く。

学会は、全国から先生方が集まって、一同に会する機会で、なかなかお会いできない先生にお目にかかることのできる貴重な機会でもある。新刊もこの9月に7冊、10月に入って2冊でき、さらに10月中に2冊が刊行される。これらの本をお披露目し、見ていただき、買っていただく重要な時期である。

売ると言うことだけではなく、新人にとっても、どの本を持って行くか、本を選び、どのように並べるのかと並べ方を工夫し、実際の注文を受けて、請求書類を作るという重要な仕事を実地で覚える大切なイベントである。私は、細かい作業は手伝わないで、新人たちに任せる。細かい作業をきちんとこなすことも大切なこと。うまく行かなかったり、うっかりしたり、というミスも乗り越えて、スムーズに出展し、撤収することができるようになること。われわれは、学会で本を売ることが、学術書の出版において重要なことと考えているので、他社が2時に撤収するという場合でも、夕方まで残って販売することもある。宅配便も別口で手配しなければならないこともある。そのようなことも新人の仕事である。

本を売ると言うことを実感すること、それも重要。どういうお客さんが、どういうふうに買って下さるのか。本を作ることの重要さを実感するタイミングでもある。自分の作った本が売れるような機会があると格別だろう。

さらに、学会の楽しみは、その土地のおいしいものを食べること。昨年の沖縄では、山羊鍋を食した。必ずしもおいしかったかどうかは、少し不明であるが。よもぎ味で珍味であったのは間違いない。

先々週は、仙台で牛タンを食べ、山形では、焼き鳥と芋煮と赤湯からみそラーメンを食べた。龍上海のからみそラーメンは、2回も食べた。日本語文法学会は、地元の大阪の料理ではなく、肥後橋の小さな和食の店へ。次回は、ぜひとも大阪風のねぎ焼きを食べよう。福島駅から、待ち合わせ場所に向かった途中にあったおでん屋さんはおいしいのだろうか。数名の客が並んでいたので、気になる。

11月の岩手(日本語学会)では、盛岡名物のじゃじゃ麺と冷麺とわんこそばを、食べよう。ネットで調べてみるといずれも、初日の学会が開かれる県民会館のそばに本店があるとのことである。それと、言語学会(金沢)では、おでんを食べに行こう。筑波大学には、はたして地元料理と呼べる料理はあるのか。メキシコ料理を食べようか。おいしいものを食べることに、喜びを見出し、情報を収集するのでありました。


執筆要綱・執筆要項こちらをご覧下さい。



「本の出し方」「学術書の刊行の仕方」「研究書」スタッフ募集について日誌の目次

日誌の目次へ
ホームページに戻る

ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
房主
i-matumoto@hituzi.co.jp