2005年7月12日(火)
2005年7月12日(火)

編集会議「本を売る技術」の座談会

編集の仕事を「憧れの仕事」と言ってくれる人がどれだけいるのか、ちょっと考えさせられるところがあるが、今月の編集会議という雑誌の巻頭特集は「憧れの仕事の理想と現実!?」とのことだ。

このことを書いたのは、実は次号の特集「本を売る技術」の中の座談会に出席したからだ。他の出席者は、日本実業出版社の企画戦略室チーフエディターの大西啓之さんとゴマブックス取締役編集局長の遠藤励起さん。テーマは、「広報マンとしての編集者」(仮)とのこと。大きな出版社のそうそうたる方と小さな学術出版社のたこ社長(私)の組み合わせは、面白いというかどうなのかという心配もあるが、私個人としては、座談会に出てとても勉強になったなというのが実感。編集者自ら、PRするということがテーマであったので、自分で出張ってあちこちで宣伝している私に白羽の矢があたったとのこと。自分で広告塔にならなければならないのは小さな出版社の宿命である。8月1日発売とのことで、とても楽しみ。

今日は、午前中、浅草の倉庫で返品の数をチェックし、座談会があるので昼から田原町から銀座線で表参道へと向かった。返品の在庫数のチェックは、すぐに動くものではないので今まで、後回しになり、なかなかできなかったのだ。返品の数は、実売数を確認するのに必要であるので、重要であるが後回しになっていた。そんな基本的なことがやっとできるようになりつつあることは、ささやかながらひつじ書房は進化しているということである。

座談会の記事のところに、一押しの書籍を紹介してくれると言うことなので、『広げる知の世界』を紹介した。ページの隅でも紹介してもらえるとうれしい。

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