2005年3月12日(日)『ピアで学ぶ大学生の日本語表現』の完成のお祝い、それから
2005年3月12日(日)

『ピアで学ぶ大学生の日本語表現』の完成のお祝い、それから

『ピアで学ぶ大学生の日本語表現』が、完成した。(本についてはこちら)大島弥生先生が、早稲田の細川先生の主催する日本語教育と国語教育の連携を考えるという趣旨の会で、大島先生たちの発表を聞いたのが、私としては発端であるので、3年近い月日がたっている。その後、大学教育学会での筒井先生のパネル(筒井先生の本についてはこちら)での大島先生の報告を聞き、教科書として出すことを相談したのが具体的に動き出す始まりだった。

おかげさまで、斬新で優れた教科書ができたと思う。さらにこれからにとっても、とっても大事な本である。その理由は3つある。

1つめは、日本語表現法をスタディスキルという考えでとらえ直していること。このことは、新しいことである。先走って言うと21世紀の知的な日本社会を作るための基本的に大切なことです。

2つめは、ピアラーニングという考え方や実践が興味深いものであること。今までの教室型の学び方に対する新しい提案という点でも、面白い。これからの教育のあり方を示唆しています。そしてその研究と実践の最前線のものを刊行できたということ。

さいごに、そのような研究と教育実践をおこなっている著者の先生方といっしょに本を作ることができましたこと。このような意味で、本書の刊行はひつじ書房にとっても、とてもだいじなことであると信じている。

まことに残念なことではあるが、本書を担当した北村が、3月で退職することになった。ピアという方法はまさにこれからであるのだが、残念である。祝う会は、事務所から歩いて5分もかからないTIPSY'Sというワインバーで行った。とてもすてきなお店で、料理もおいしくおかげで和やかに楽しい時間を過ごせたと思う。

TIPSY'S

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