2003年3月25日(火)

第2回活字文化推進フォーラム

文化通信の記事から。イイノホールで、3月15日に開かれたとのこと。第2回活字文化推進フォーラムという名前はどうにかならないものか、と思う。活字文化とはいったいなんだろう、活字文化ということばは、流線型じゃない潜水艦のような印象、あるいは第一次大戦の二葉の戦闘機みたいに的はずれな印象を受ける。

読売新聞が、主催すると「活字文化」となってしまうのか。しかし、その印象とは別でパネリストの発言はまともだったようだ。落合恵子さんは「本を読む子が良い子という概念を作ってはいけない。本が果たす役割は大きいが、本を読むことが全てではない」といったそうだ。読書を授業に取り込むことも本嫌いにさせるおそれがあることを指摘したそうだ。那須正幹さんも「読書は子どもの遊びの文化で、教育の文化ではない。本来、教師が読書の時間を設定する必要はなく、読みたくなったときに読めばいい」そうだなあ、と思う。

ひとつアイディアがある。ブックスタートの次を作るべきではないかと思うのだ。ブックネクストというのはどうだろう。ブックスタートで、結局、小学校も高学年になってしまうと本を読まなくなってしまう。いわゆる児童書から、YAというヤングアダルトあるいは普通の本にまでたどりつかない。問題は、ブックスタートの後なのではないか。

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