小島剛一さんのラズ語の辞書の刊行賛同者を募る講演会のお知らせ

小島剛一さんのラズ語の辞書の刊行賛同者を募る講演会のお知らせ

『トルコのもう一つの顔』(中公新書)の著者、小島剛一さんがラズ語の辞書の刊行を計画しています。

賛同者を募る講演会を開催しますので、ふるってご参加ください。今年は、大阪、東京、秋田の三箇所で講演会を行います。

 名著『トルコのもう一つの顔』には、トルコ共和国で言語を調査している時に出会った、ラズ人たちやラズ人たちの言語のことが述べられています。ラズ語を研究されてきた小島剛一さんが、ラズ語の辞書の刊行を計画しています。

 辞書の刊行は、絶滅危惧言語を保存するために大切なことであり、言語学にとって、人類にとって重要であることはもちろんですが、何よりラズ語話者にとって、ラズ語を保存し、持続させていくために、ラズ語の辞書が刊行されることは重要な意味を持ちます。そのために、ラズ語トルコ語日本語を対照した辞書の刊行を実現したいと考えます。

 しかしながら、辞書刊行については、日本国内においての需要が、大きいとは思われず、商業的な出版は困難です。何らかの支援を求めることが必要です。ラズ語の辞書を刊行することに賛同下さる方に呼びかけ、ご支援によりまして、刊行を目指したいと思います。ご支援をお願いします。今回の催しの企画者はひつじ書房松本功です。

小島剛一氏講演会「ラズ語の魅力と辞書編纂」


○9月 9日(火) 大阪 MARUZEN & ジュンク堂書店梅田店 19:00〜(受付18:30より)

○9月10日(水) 東京 アジア文化会館 19:00〜(受付18:30より) 参加費 1000円

○9月13日(土) 秋田 秋田県生涯学習センター13:30〜(予定)参加費 無料

概要

ラズ語は、トルコ共和国北東端とグルジア南西端に主要語域のある被圧迫言語・絶滅危惧言語です。本講演では、様々な興味深い特徴のあるこの言語についての紹介を中心に、ラズ語の辞書編纂の意義について話します。また、七拍子などの独特のリズムで歌い踊る、ラズ音楽をはじめとするラズ文化についても少し紹介したいと思います。

講演者略歴

1946年、秋田県生まれ。1968年以来フランス在住。旅の虫。巣はストラスブールにあるが、年に六ヶ月は羽が生えて地球のどこかを飛び歩いている。言語屋。1973年以来、フランス人向けの日本語教育にも携わっている。1978年、フランスのストラスブール大学人文学部で博士号取得。専攻は、言語学と民族学。1986年9月、トルコ共和国で少数民族言語臨地調査のための「研究調査ビザ」を所持していたにも拘らず国外退去勧告を受ける。その後、四度に亙って空き巣被害を受けるが盗まれたものは何も無し。この時以来、身の安全のため、住所や勤務先などは非公表。2003年7月、『ラズ語文法』刊行の直後、トルコ共和国から武力によって国外退去させられる。現在はフランスで自由業。著書『トルコのもう一つの顔』(中公新書)1991年、『漂流するトルコ 続「トルコのもう一つの顔」』(旅行人)2010年、『再構築した日本語文法』(ひつじ書房)2012年、など。論文 『三省堂言語学大辞典』の「ザザ語」の項(1993年)など。

チラシ<www.hituzi.co.jp/kojima/kojima_fund.pdf>

★お問い合わせ、お申し込みは、お電話かメールでご遠慮なくお問い合わせください。(9:00から18:00まで(通常19:30くらいまでは大丈夫です))ひつじ書房宛にお電話でお問い合わせいただくか(03-5319-4916)、メール(toiawase@hituzi.co.jp)にてお問い合わせください。9月9日(MARUZEN & ジュンク堂書店梅田店開催)については、MARUZEN & ジュンク堂書店ホームページ〈http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6425〉をご覧ください)。

〒112-0011 東京都文京区千石2-1-2 大和ビル2F  http://www.hituzi.co.jp/

TEL 03-5319-4916 FAX 03-5319-4917 toiawase@hituzi.co.jp






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