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2013.7.19更新

第40回メディアとことば研究会

日時:2013年6月8日(土)13時〜16時

利用会場:慶應義塾大学(三田キャンパス)研究室棟1階 B会議室

発表者名:
発表者:白井宏美(慶應義塾大学)、白井研究会メンバー
ゲスト:榎本祐紀氏(「人志松本のすべらない話」編集者)
コメンテーター:榎本美香氏(東京工科大学)


タイトル:テレビメディアにおける出演者と編集者の共犯性―「人志松本のすべらない話」のデータセッション

概要: 「すべらない話」はなぜすべらないのか。萩原・白井他(2013)では、「すべらせない」ために笑いのプロである出演者が互いに共犯関係の中で物語りを作り上げる仕組みを示した。「共犯性」とういう概念により会話の展開を見ようとしたのである。しかし、テレビメディアという特性から、編集を無視することはできない。 編集がどのように行われているのかについて知りたいと考えていたところ、この度、白井研究会では「人志松本のすべらない話」の編集を一手に担っていらっしゃる榎本祐紀氏にインタビューを行うことができた。今回は、このインタビューから分かったことを報告し、実際に映像を見ながらデータセッションを行う。編集者榎本氏の暗黙的な職人知に迫り、「すべらない話」が出演者と編集者の共犯性によって、どのように創作されていくのか、その仕掛けを読み解いてみたい。

【発表レジュメ(Pdf)】