聞き手行動のコミュニケーション学 村田和代編 聞き手行動のコミュニケーション学 村田和代編
2018年12月刊行

聞き手行動のコミュニケーション学

村田和代編

A5判並製カバー装 336頁 定価3,200円+税

装幀 坂野公一+吉田友美(welle design)

ISBN 978-4-89476-935-9

ひつじ書房

Research on Listenership in Communication Studies
Edited by Murata Kazuyo


『聞き手行動のコミュニケーション学』の正誤表について

本文中に誤り・修正箇所がありました。ここに訂正し、深くお詫び申し上げます。

お手数でございますが、正誤表をダウンロードしてお使い下さいますようお願い申し上げます。ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
【『聞き手行動のコミュニケーション学』正誤表(PDF)】

【内容】
コミュニケーションにおける聞き手行動に着目し、異文化やジェンダーといった社会的なフィルターが内在された談話における「リスナーシップ」(聞き手の在り方や貢献)を多様なアプローチから実証的に映し出す。コミュニケーションを「聞き手」の立場から捉えなおすことを提案する論文集。
執筆者:難波彩子、植野貴志子、山口征孝、岡本雅史、増田将伸、横森大輔、村田和代、森本郁代、片岡邦好、井出里咲子、ブッシュネル・ケード、釜田友里江、首藤佐智子



【目次】


はしがき


序章 聞き手行動をめぐる研究の背景
難波彩子


第I部 理論の再考・新モデルの構築

聞き手行動の「場の理論」による解釈
—二者会話における相互ひきこみの発話とうなずき
植野貴志子

聞き手の参与枠組み再考
—聞き手役割のモデル化の有用性
山口征孝

聞き手行動が孕む二重の他者指向性
—漫才のツッコミから見る聞き手行動研究の射程
岡本雅史



第Ⅱ部 制度的役割からの考察

ずれた発話をどう「聞く」か
—授業内グループワークの参与者による「受け流し」
増田将伸

グループの外の声を聞く
—大学英語授業内グループワークの相互行為分析から
横森大輔

リスナーシップとラポール形成
—まちづくりの話し合いのファシリテーターに着目して
村田和代

「聞き手」のふるまいから裁判員裁判の評議を考える
森本郁代

被疑者取調べにおいて「きく」(訊く/聞く)ということ
—人称とモダリティに注目して
片岡邦好


第Ⅲ部 社会・文化からの考察

男女の会話の共創
—リスナーシップとアイデンティティ
難波彩子

Melting the ice
—初対面会話における共鳴現象としての笑いの機能
井出里咲子、ケード・ブッシュネル

「愚痴」に対する共感表明
—「愚痴」の語り方と聞き手の反応の観点から
釜田友里江

ポライトネス方略を伴う評価提示発話に対する
聞き手の「値踏み」行動を考える
—「微妙」を中心に
首藤佐智子


終章 聞き手行動研究の可能性
植野貴志子

索引
執筆者紹介




【執筆者紹介】
編者:村田和代(むらた かずよ) 龍谷大学政策学部教授
執筆者:難波彩子、植野貴志子、山口征孝、岡本雅史、増田将伸、横森大輔、村田和代、森本郁代、片岡邦好、井出里咲子、ケード・ブッシュネル、釜田友里江、首藤佐智子




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