ワークショップをとらえなおす 加藤文俊著 ワークショップをとらえなおす 加藤文俊著
2018年6月刊行

ワークショップをとらえなおす

加藤文俊著

四六判並製カバー装 208頁 定価1,800円+税

ブックデザイン 上田真未

ISBN 978-4-89476-892-5

ひつじ書房

Re-understanding Workshops
KATO Fumitoshi


【内容】
近年「ワークショップ」への関心が高まり、さまざまな実践事例が報告されるようになった。しかし、実践への志向が強い分、「そもそもワークショップとは何か」という本質的な問いを忘れがちである。「ワークショップ」は、人びとが相互に影響をあたえながら構成される場であり、まさにコミュニケーションの過程として理解されるべきものである。本書では、実践事例をふり返りながら、いまいちど「ワークショップ」をとらえなおし、その意味や意義を問い直す態度が重要であることを論じる。



【目次】
はじめに

第1章 ワークショップの風景
 1 ワークショップとの出会い
    あたらしい学びの体験
    コミュニケーションの現場
    場づくりへの関心
    「教室」を変える
    方法への欲求

 2 ワークショップとは何か
    スキルと道具
    ひな形とデザイン
    職能としてのワークショップデザイナー
    ワークショップの功罪
    過程に着目する
    メディアとしてのワークショップ

第2章 ワークショップと学習
 1 学習環境のデザインに向けて
    「学習転移」モデル
    現場への接近
    時間的な隔たり
    空間的な分断

 2 ワークショップの可能性
    メディアの活用
    反転授業
    時間割を越える
    ワークショップに向き合う
    ふり返りの重要性

第3章 ワークショップから学ぶ
 1 「キャンプ」の試み(二〇〇四年〜)
    あたらしい「教室」をつくる
    問題解決志向から脱却する
    〈関与者〉という立場
    プログラムの安定
    プロセスの変容

 2 自画持参(二〇一〇年〜)
    ある出来事
    予定調和への疑問
    コミュニケーションの構造を変える
    形式のわかりやすさ
    ルールの改変

 3 まち観帖(二〇一一年〜)
    感性を育てる
    「まち観帖」による学び
    「型ことば」を伝える
    具体的な記述
    メンタリングの重要性

第4章 ワークショップの生態
 1 ワークショップをつくる
    着想
    コンセプトワークとフィールドワーク
    デザイン

 2 ワークショップを実践する
    試行実験
    調整と修正
    形式化

 3 ワークショップを育てる
    情報の共有と普及
    ワークショップの「完成」
    定着(あるいは惰性と弛み)

 4 ワークショップを評価する
    評価者の視座
    参加者による評価
    ファシリテーターによる評価
    デザイナーによる評価

第5章 思考と行動を一体化する
 1 ワークショップを語る
    ワークショップという「実験」
    メタファーとは何か
    「コミュニケーション」を語るメタファー
    「闘い」か「ダンス」か
    メタファーとしての「ワークショップ」

 2 多様なかかわりを知る
    自らの経験をふり返る
    予想外の出来事
    メタ・ワークショップ
    自己主張の現場
    記述の方法
    「半成品」としてのワークショップ

 3 ワークショップをとらえなおす
    私たちはいつ「学ぶ」のか
    記録を続ける
    あたらしいメタファーを求めて
    ワークショップを疑う

あとがき
参考文献
索引




【著者紹介】
加藤文俊(かとう ふみとし)
1962年京都生まれ。1985年、慶應義塾大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科修士課程、アメリカ・ペンシルバニア大学大学院修士課程、ラトガース大学大学院コミュニケーション研究科Ph.D.課程修了(Ph.D.)。龍谷大学国際文化学部講師などを経て、現在、慶應義塾大学環境情報学部教授兼同大学院政策・メディア研究科委員。専攻はコミュニケーション論、メディア論、定性的調査法。著書に『キャンプ論 あたらしいフィールドワーク』(慶應義塾大学出版会 2009)、『つながるカレー コミュニケーションを「味わう」場所をつくる』(共著、フィルムアート社 2014)、『おべんとうと日本人』(草思社 2015)、『会議のマネジメント 周到な準備、即興的な判断』(中央公論新社 2016)ほかがある。 




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