ライティングの高大接続 高校・大学で「書くこと」を教える人たちへ 渡辺哲司・島田康行著 ひつじ書房 ライティングの高大接続 高校・大学で「書くこと」を教える人たちへ 渡辺哲司・島田康行著 ひつじ書房
2017年6月刊行

ライティングの高大接続

高校・大学で「書くこと」を教える人たちへ

渡辺哲司・島田康行著

A5判並製カバー装 220頁 定価2000円+税

カバーイラスト 飯山和哉

ISBN 978-4-89476-875-8

ひつじ書房

High School-to-College Articulation in Writing: Presented to Teachers Engaged in Writing Instruction at High Schools or Universities in Today's Japan
WATANABE, Tetsuji and SHIMADA, Yasuyuki




書評・記事が掲載されました。
・『リポート笠間』No.63(2017.11)「面白かった、この三つ」の記事内で紹介されました。
評者:根来麻子
・『月刊 国語教育研究』2017年12月号(No.548)新刊紹介掲載
評者:安部朋世
・『日本教育新聞』2017年12月4日(月) 第6126号 書評掲載
評者:都筑学


(本記事の著作権は日本教育新聞社に帰属します。無断転載を禁じます)



【内容】
一人の学生にとって一連・一体のものであるべきライティング教育が、高校と大学の双方で、独立的かつ自己完結的に、断絶や重複を露呈しつつ行われている。そこで本書では、高・大の間でつながりの悪いところはどこか、なぜそうなっているのか、どうつなげばよいかを、教師の視点から考えてみる。高卒者の半数以上が大学生となる現代日本のライティング教育の内容を、高校から大学へと続く一体のものとして、単なるハウツーを超えて論じる空前の試み。


【目次】

まえがき
序章 本書のなりたちとつくり

第I部 高校まで
第1章 高校におけるライティング学習の経験はどれほどあるか
第2章 大学新入生は高校「国語」で何を学んでくるのか 
第3章 高校ではどのようなライティング技術が教えられるか(1)―レポートとして
第4章 高校ではどのようなライティング技術が教えられるか(2)―意見文、小論文ほか「書くこと」一般として
第5章 「言語活動の充実」によって高校までの「書く」学習の機会は増える(た)か 
第6章 高大接続改革で高校「国語」はどう変わるのか 

第II部 入試から大学へ
第7章 大学入試「国語」はどう変わるのか 
第8章 国立教育政策研究所「特定の課題に関する調査(論理的な思考)」は何を示したか 
第9章 大学におけるライティング指導はどのようになされているか 
第10章 大学新入生にとってレポートとは―認識のズレと苦労のメカニズム 
第11章 評価の目と書く腕前はどのような関係にあるか 
第12章 なぜ大学で「パラグラフ」を教えなければならないか 
終章 教室で実践する高大接続 

付録 パラグラフ・ライティングの指導事項 

引用・参考文献 
初出一覧 
あとがき 
執筆者紹介 



【著者紹介】
渡辺哲司(わたなべてつじ)
文部科学省初等中等教育局教科書調査官(体育)。東京大学教育学部・同大学院教育学研究科修了。専門は発育・発達学。開成高等学校非常勤講師(保健体育)、九州大学アドミッションセンター講師、同大学高等教育開発推進センター准教授を経て現職。主な著書は『「書くのが苦手」をみきわめる』(学術出版会、2010年)、『大学への文章学』(同、2013 年)等。

島田康行(しまだやすゆき)
筑波大学人文社会系教授(アドミッションセンター長)。筑波大学第一学群人文学類・同大学院教育研究科修了。専門は国語教育学。中学・高校および高等専門学校の教諭、文部省教科書調査官、筑波大学講師・准教授を経て現職。日本国語教育学会理事。全国大学国語教育学会理事。主な著書に『「書ける」大学生に育てる―AO 入試現場からの提言』(大修館書店、2012年)等。


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