ひつじ書房 時間の流れと文章の組み立て 林言語学の再解釈 庵功雄・石黒圭・丸山岳彦編 ひつじ書房 時間の流れと文章の組み立て 林言語学の再解釈 庵功雄・石黒圭・丸山岳彦編
2017年12月刊行

時間の流れと文章の組み立て

林言語学の再解釈

庵功雄・石黒圭・丸山岳彦編

定価6400円+税 A5判上製 288頁

ISBN 978-4-89476-873-4

ブックデザイン 白井敬尚形成事務所

The dynamic construction of discourse over time: Interpretations of Hayashi linguistics

Edited by Isao Iori, Kei Ishiguro, Takehiko Maruyama

ひつじ書房



林四郎氏の主著『基本文型の研究』(1960年)、『文の姿勢の研究』(1973年)を中心に、「林言語学」の現代的意義を読み解く一冊。言語活動全体を視野に入れ、文・文章の構造を時間の流れの中に位置づけようとする林氏の言語観は、現代の日本語文法研究や文章・談話研究、国語教育、日本語教育に大きな示唆を与えるものである。



目次

はじめに

第1章 『基本文型の研究』における文型観と階層観  丸山岳彦

第2章 『基本文型の研究』における条件文の分類  前田直子

第3章 「基本文型」の再構築  野田尚史

第4章 テキスト言語学から見た『文の姿勢の研究』  庵功雄

第5章 読解研究から見た『文の姿勢の研究』  石黒圭

第6章 「起こし文型」設計思想の検討 なぜ「終結型」はなかったか  俵山雄司

第7章 国語教育における林四郎の基本文型論の再評価—『基本文型の研究』『文の姿勢の研究』及びその関連文献を中心に  山室和也

第8章 日本語教育から見た『基本文型の研究』  庵功雄

第9章 ストーリーテリングにおける順接表現の談話展開機能  砂川有里子

第10章 語りの談話における節のくりかえしとその文脈  渡辺文生

第11章 既知と未知の食べ物を巡る曼荼羅—試食会の会話を例に  ポリー・ザトラウスキー

あとがき
索引
執筆者紹介



著者紹介
●編者
庵功雄(いおり いさお)一橋大学国際教育センター教授
石黒圭(いしぐろ けい)国立国語研究所日本語教育研究領域教授
丸山岳彦(まるやま たけひこ)専修大学文学部准教授・国立国語研究所客員准教授。

●執筆者
砂川有里子(すなかわ ゆりこ)
俵山雄司(たわらやま ゆうじ)
野田尚史(のだ ひさし)
ポリー・ザトラウスキー(Polly Szatrowski)
前田直子(まえだ なおこ)
山室和也(やまむろ かずや)
渡辺文生(わたなべ ふみお)


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