ひつじ書房 音声学を学ぶ人のためのPraat入門 北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳著 ひつじ書房 音声学を学ぶ人のためのPraat入門 北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳著
2017年10月刊行予定

音声学を学ぶ人のためのPraat入門

北原真冬・田嶋圭一・田中邦佳著

A5判並製

ブックデザイン 大崎善治

ISBN 978-4-89476-871-0

ひつじ書房

Introduction to Praat for learners of phonetics




Praatは、音声学的研究に必要な機能を数多く備えた画期的なフリーのソフトウェアである。しかし、そのメニューやヘルプ、解説文書が英語という壁がある。また、反復作業の省力化を目指すと、プログラミングという壁が立ちはだかる。本書は、音声分析を始めようとするひとにとって、それらの壁を乗り越える梯子の役割を果たす日本初の解説書である。ぜひ、壁の向こうにある音声学の楽しさと深みを味わってほしい。





目次
まえがき

I 入門編

00 Praatのインストール
1 事前の準備
2 ダウンロードとインストール
3 音声記号フォントのインストール

01 はじめに
1 Praatの概観
2 録音とサウンドエディター
3 スクリーンショットによる画像の保存と印刷
4 音声学実習:VOTの測定

II 初級編

02 音声分析の初歩 サウンドエディターを使う
1 画面上でのマニュアル測定
1.1 スペクトログラム
1.2 スペクトル
1.3 ピッチ
1.4 インテンシティー
1.5 フォルマント
1.6 パルス
1.7 持続時間
2 音声学実習:母音空間図を描く

03 音声の編集 かんたんな加工・抽出・調整
1 音声の変換
1.1 チャンネルの変換と結合
1.2 再サンプリング
2 音声の基礎的編集
2.1 サウンドエディター上での編集
2.1.1 ノイズの除去
2.1.2 音声の抽出
2.2 オブジェクトウィンドウを使用した音声の編集
2.2.1 音声の連結(Concatenate)
3 音声の音量の調整
3.1 最大振幅を変更[Scale peak...]
3.2 平均dBを変更[Scale intensity...]
3.3 音量の正規化(標準化)
4 音声学実習:音声の編集

04 テキストグリッドの利用 音声に情報を書き込む
1 テキストグリッドの準備
2 テキストグリッドへの入力
3 テキストグリッドの保存
4 音声学実習:子音の分節化

05 スクリプトの作成(1) ヒストリー機能を用いた作業の省力化
1 スクリプトによって省力化
2 スクリプトエディター
3 ヒストリー機能を用いたスクリプト作成
4 演習:スクリプト作成

III 中級編

06 より精密な音声分析 オブジェクトとクエリーを使う
1 音声分析結果のオブジェクトへの保存
1.1 ピッチ
1.2 フォルマント   81
1.3 スペクトログラム
1.4 インテンシティー
2 オブジェクトに対する情報の抽出(クエリー)
2.1 Pitchオブジェクトに対するクエリー
2.2 Formantオブジェクトに対するクエリー
2.3 Intensityオブジェクトに対するクエリー
3 音声学実習:母音空間図を描く(その2)
4 分析作業の自動化に向けて

07 音声の可視化  ピクチャーウィンドウを使う
1 ピクチャーウィンドウの基本
2 サウンドエディターからの出力
3 オブジェクトからの出力
4 見ばえの設定
5 重ねて描画する
6 よくあるトラブル
6.1 描画した図の始端時刻が0にならない
6.2 Worldメニュー内のコマンドで描画される位置が
思い通りにならない
6.3 重ねて描画したオブジェクトが伸縮される
7 音声学実習:ピクチャーウィンドウに描画

08 初歩的な音声の合成と再合成 ManipulationEditorを使う
1 母音エディターによる母音の合成
2 Mエディターを使った音声の再合成
2.1 ピッチの操作
2.2 持続時間の操作
3 音声学実習A:音声のピッチを変えてみる
4 音声学実習B:音声の持続時間を変えてみる

09 音声知覚実験(1) 実験構築の基礎
1 実験の実施
2 実験ファイルの内容
3 実験の実施・構築で困った時に
3.1 Praatのバージョンの問題で読み込めない場合
3.2 行の番号が表示されるエラー
3.3 行の番号が表示されないエラー
3.4 実験ファイルの編集結果が反映されない 135
4 音声実験構築演習

10 スクリプトの作成(2) プログラムの記述
1 Hello world!
2 コマンド名について
3 コメントについて
4 変数とは
4.1 文字列変数
4.2 数値変数
5 制御とは
5.1 条件分岐
5.2 forループ
5.3 whileループ
6 プログラミング実習:変数と制御

IV 上級編

11 音声分析のカスタマイズ セッティングの変更
1 スペクトログラムの設定
2 ピッチの設定
3 フォルマントの設定
4 インテンシティーの設定
5 音声の切り出し
6 音声学実習:スペクトログラムの帯域幅

12 より体系的な音声の再合成  音声の特徴を数値で指定
1 数値によるピッチ曲線の操作
1.1 ステップ1:ピッチ曲線の抽出
1.2 ステップ2:ピッチ曲線の数値の編集
1.3 ステップ3:原音声との統合
2 別の音声のピッチ曲線との統合
3 数値による持続時間の操作
3.1 ステップ1:持続時間の抽出
3.2 ステップ2:持続時間の数値の編集
3.3 ステップ3:原音声との統合
4 音声学実習:ピッチを体系的に変えてみる

13 音声知覚実験(2) より複雑な音声実験構築
1 実験の実施 178
1.1 適合度評定を行う場合
1.2 適合度評定のみを行う場合
1.3 試行毎に異なる指示文を表示する場合
1.4 試行毎に反応ボタンのラベルを変更する場合
2 Excelを用いた結果の分析に向けて
3 失敗の予防のために
3.1 結果のsubjectは実験のファイル名
3.2 Extractする前にRunしないように
4 音声実験構築・分析演習

14 スクリプトの作成(3) 情報をテキストグリッドから取り出す
1 テキストグリッドとスクリプト
2 母音の持続時間を示すスクリプト
3 より実用的なスクリプト
4 スクリプトの機能拡張演習:一括処理

V 付録

1 スクリプトでよく使うコマンド
2 スクリプトにおける予約語
3 無音音声の作成方法
4 クリッピングについて



【著者紹介】
北原真冬(きたはらまふゆ)1997年京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。2001年インディアナ大学大学院PhDプログラム修了。上智大学教授。
田嶋圭一(たじまけいいち)1998年インディアナ大学大学院PhDプログラム修了。法政大学教授。
田中邦佳(たなかくによし)2014年法政大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得満了。法政大学・大東文化大学・多摩リハビリテーション学院兼任講師。


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