ひつじ書房 シリーズ言語学と言語教育 36 日本語教育における「のだ」の研究 戴宝玉著 ひつじ書房 シリーズ言語学と言語教育 36 日本語教育における「のだ」の研究 戴宝玉著
2020年4月刊行

シリーズ言語学と言語教育 36

日本語教育における「のだ」の研究

戴宝玉著

装丁者 吉岡透(ae)/明田結希(okaka design)

定価4200円+税 A5判上製カバー装 280頁

ISBN 978-4-89476-864-2

A Study of Noda Constructions in Japanese Language Education

Dai Baoyu

ひつじ書房



本書は、日本語学習者にとって最も習得困難な表現の一つであるノダを包括的に扱い、ノダの全体像を掴むことを試みる。ノダを先行事態を必要とするものと必要としないものの二つにわけ、後者を前者の拡張したものと捉えることによって、一見無秩序に見えるノダの多様な意味を統一的に解釈することが可能になった。外国人日本語教師という筆者の立場から、本書における研究が教育現場でも役立つよう配慮した。



目次

第1章 ノダへの問題提起
1.0 はじめに

第2章 ノダの研究史
2.0 ノダの研究史
2.1 三上章 既定命題説
2.2 山口佳也 名詞述語文説
2.3 吉田茂晃 叙述体言化説
2.4 田野村忠温 背後の事情・実情説
2.5 野田春美 ムードとスコープ説
2.6 菊地康人 情報共有説
2.7 角田三枝 思考プロセス説
2.8 名嶋義直 関連性理論説

第3章 ノダ研究に見られる傾向について
3.0 基本用語の整理
3.1 名詞としてのノ
3.2 形式名詞の再検討
3.3 いわゆる感情形容詞
3.4 ノデハナイの構成
3.5 分裂文の再検討
3.6 ノダにとっての情報共有
3.7 既定性について

第4章 ノダにかかわる諸側面
4.0 ノダの周辺
4.1 即物性と多様性
4.2 人称性
4.3 事実文・事情文
4.4 必須補語・任意補語
4.5 先行事態の標識
4.6 ノダの本質
4.7 ノダ分類のものさし
4.8 ノダの任意性
4.9 ノダと待遇表現

第5章 関係づけのノダ
5.0 関係づけのノダ
5.1 一般説明・事情説明
5.2 ノダにおける説明とは
5.3 作用域と接続形式
5.4 ノダの挿入的性格
5.5 関係づけのノダ
5.5.1 ノダ・推論補足
5.5.2 ノダ・換言補足
5.6 ノダロウ
5.7 ノカモシレナイ
5.8 ノデハナイカ
5.9 ノカ・ノデスカ
5.10 ノカ・カラカ
5.11 終助詞のノ
5.12 ノ・カ・?
5.13 ノニチガイナイ
5.14 ノデハナイ

第6章 関連づけのノダ
6.0 ノダと作用域
6.1 ノダと終助詞
6.2 ノダの後続形式から見えてくるもの
6.3 主張・強調
6.4 疑問・詰問
6.5 告白・教示
6.6 命令・注意
6.7 理由・説明
6.8 発見・感心
6.9 前置き・後置き

第7章 おわりに
7.0 まとめ

参考文献
索引


著者紹介
戴宝玉(たい ほうぎょく)
中国紹興生まれ 浙江省越秀外国語学院教授
主要著作
「ノダとその否定をめぐって」『世界の日本語教育』(国際交流基金、2000 第10号)、『コーパスにもとづく日本語研究』(2012 上海・学林出版社)「二次情報から見た中国語の『是…的』文」『高等日本語教育』(外語教学与研究出版社、2018 第2輯)



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