トルコのもう一つの顔・補遺編 小島剛一 著 トルコのもう一つの顔・補遺編 小島剛一 著
2016年9月刊行

トルコのもう一つの顔・補遺編

小島剛一著

四六判並製  定価1,000円+税

ISBN 978-4-89476-839-0

ひつじ書房

What I could not say about Turkey 25 years ago
Gôichi Kojima


【内容】
1988年にヒマラヤの麓でペンの走る速さで書き上げた草稿は、新書一冊に収めるには長過ぎ、かつ激昂する文言で満ちている、と評された。穏当な表現に改めて全体を短くするという条件を呑んで1991年2月に『トルコのもう一つの顔』が世に出た。折しも遅まきながらトルコに多数の非トルコ民族がいることの報道が日本でも始まった時期である。草稿から割愛した部分が、著者の胸でくすぶり続け、25年の時を経てこの『補遺編』にて日の目を見ることになった。



目次
はじめに
Ⅰ  トルコ人ほど親切な人たちも珍しい
Ⅱ  トルコのもう一つの顔
Ⅲ  言語と民族の「るつぼ」
Ⅳ   デルスィム地方
Ⅴ  Y氏との旅
Ⅵ   「トルコに移住しませんか」
Ⅶ   トルコ政府の「許可」を得て
後書き


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ラズ人・ラズ語との出会い
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ラズ語辞書刊行のご協力へのお願い  http://www.hituzi.co.jp/laz_kinen.html(小島剛一氏によるラズ語辞書刊行を祈念する会)


【著者紹介】
小島剛一(こじま ごういち)
1946年、秋田県生まれ。1968年以来フランス在住。1973年以来、フランス人向けの日本語教育にも携わっている。1978年、ストラスブール大学人文学部で博士号取得。専攻は言語学と民族学。
1986年9月、トルコ共和国で少数民族言語臨地調査のための「研究調査ビザ」を所持していたにも拘わらず国外退去勧告を受ける。その後、四度に亘って空き巣被害を受けるが盗まれたものは何も無し。この時以来、身の安全のため、住所や勤務先は非公表。 2003年7月、『ラズ語文法』刊行の直後、トルコ共和国から武力によって国外退去させられる。

【著書】
『トルコのもう一つの顔』(中公新書) 1991年
『ラズ民謡集』(Chiviyazıları, イスタンブール) 2003年3月
『ラズ語文法』(Chiviyazıları, イスタンブール) 2003年7月
『漂流するトルコ』(旅行人) 2010年
『再構築した日本語文法』(ひつじ書房) 2012年

【ブログ】
『F爺・小島剛一のブログ』http://fjii.blog.fc2.com/



本書内に誤りがありました。ここに訂正し、深くお詫び申し上げます。
該当箇所は以下の通りです。
■viページ  6行目 振り仮名の誤打鍵
× 角(かど)括弧
○ 角(かく)括弧
■同じページの同じ行 括弧の誤変換
× 「草稿」
○ [草稿]
■39〜41ページ(三箇所)
× [新著]
○ [新書]
■45ページ 6行目 誤変換
× 回教に架かる橋
○ 海峡に架かる橋
■75ページ 3行目 誤変換
× 食らった
○ 喰らった
■106ページ 10行目 誤変換
× 反面教師と言う言葉
○ 反面教師という言葉
■107ページ  8行目 誤変換
× 反面教師と言う言葉
○ 反面教師という言葉
■Vページ 下から4行目 抜け字
× あの人の代わりに私が支払します。
○ あの人の代わりに私が支払いをします。
■IVページ 誤打鍵
× ラズ語の特徴(1)概念
○ ラズ語の特徴(1)概論


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