日本近代語研究 6 日本近代語研究会編 日本近代語研究 6 日本近代語研究会編
2017年3月刊行

日本近代語研究 6

日本近代語研究会編

A5判上製函入 480頁 定価28000円+税

ISBN 978-4-89476-806-2

ひつじ書房

Studies on Modern Japanese 6
Modern Japanese Language Research Association


【内容】
近代日本語の歴史と構造を、音声、文法、語彙といったパースペクティブから分析するとともに、その際用いられる辞書、教科書、文学作品などの資料性に検討を加えた論文集第6弾。
執筆者:佐藤武義、ジスク・マシュー、孫建軍、村上雅孝、飛田良文、荒尾禎秀、小野正弘、新野直哉、服部隆、岩澤克、上野隆久、遠藤佳那子、神作晋一、木下哲生、櫛橋比早子、小島和、杉本雅子、田貝和子、中野真樹、八木下孝雄、山田里奈、山田実樹


【目次】

近代語文献の述語部構造分析の方法─地の文と発話文を対比させながら─ 小野正弘

「品詞」ということば 服部隆

「教科書」という新漢語の成立と中国語への移入 孫建軍

『日本語大事典』の項目名を英訳して─その作業過程と問題点─ ジスクマシュー

欧文直訳的表現について 八木下孝雄

明治前期の活用表における〈命令形〉 遠藤佳那子

日本語点字のわかちがきについて─学校国文法との関連を中心として─ 中野真樹

形容詞「すごい」の程度副詞化─新聞を対象として─ 櫛橋比早子

『赤い鳥』の童話作品におけるテシマウ・チマウ・チャウの使用について 山田実樹

接尾語「〜 にくい」「〜づらい」の動向─ 『こち亀』コミックスを例に─ 神作晋一

外来語「ヒステリック」と「ヒステリカル」の史的変遷─文芸作品と新聞における用例から─ 木下哲生

『近代女性雑誌コーパス』における外来語─定着度の観点から捉える試み─ 杉本雅子

新資料「ひまわり女学生新用語辞典」─その紹介と“全然”・接尾辞「的」研究への利用─ 新野直哉

博文館『やまと錦』の文末表現 田貝和子

『英和対訳袖珍辞書』の英文PREFACEと編集方法について 飛田良文

幕末・明治期における形容詞型活用語「て形」の促音をめぐって 上野隆久

江戸後期における〈てくれ〉の尊敬表現─「ておくんなさい」系、「てください」系、「お〜ください」系─ 山田里奈

狂詩の漢字語─生酔狂者輯『狂詩礎』の場合─ 荒尾禎秀

訓訳いわゆる左ルビをめぐって 村上雅孝

ドミニコ会文献のアクセント注記と母音単独音節“O”の存在について 岩澤克

キリシタン資料における「ものなり」表現について─「教義文体」との関わり─ 小島和

「倭」の字源と東アジアでのその展開 佐藤武義


池上秋彦教授略歴・研究業績目録(抄)
樋渡登教授略歴・研究業績目録
索引
編集後記
英文タイトル
執筆者一覧



【編者紹介】
近代語研究会
1982年に発足した青年近代語研究会が前身。若手研究者が中心となって、庶民のことばや西洋文化などとのかかわりのなかから出てきた近代語の特徴について研究活動が行われている。


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