日韓対照研究によるハとガと無助詞 金智賢 著 日韓対照研究によるハとガと無助詞 金智賢著
2016年3月刊行

ひつじ研究叢書(言語編) 第137巻

日韓対照研究によるハとガと無助詞

金智賢著

ブックデザイン 白井敬尚形成事務所

A5判上製函入  定価7,800円+税

ISBN 978-4-89476-789-8

ひつじ書房

A Contrastive Study of ‘wa’, ‘ga’ and no particles in Japanese and Korean
Jihyun Kim


【内容】

本書は、現代韓国語と日本語の談話における無助詞、及び、それと関連する有形の助詞「eun/neun」「ハ」と「i/ga」「ガ」の語用論的体系を対照的に分析したものである。両言語の自然談話における各助詞類の使い分けの実態を計量的に調査、さらに、質的に対照分析することで、各助詞類の語用論的意味や日韓の類似点及び相違点を明らかにし、韓国語と日本語のそれぞれにおける助詞類の体系を語用論的な枠で再整備することを目指した。

【目次】

はしがき

第1章 ハとガと無助詞の理解
1. 無助詞への理解のために
2. 言語のレベルと助詞の使用
3. 韓国語におけるハとガと無助詞
4. 日本語におけるハとガと無助詞

第2章 周辺現象における基本的な考え方
1. 名詞句の省略について
2. どこまでを無助詞と見るか
3. 助詞類の統語・意味論レベルにおける特徴
4. 主語について
5. 本書で用いる資料

第3章 文におけるeun/neunとi/gaと無助詞【韓国語】
1. 主語名詞句の種類と助詞類の使用
2. 述語と主語名詞句における助詞類の使用
3. 文のタイプと主語名詞句における助詞類の使用
4. 目的語など他成分名詞句における助詞類の使用との関係

第4章 文におけるハとガと無助詞【日本語】
1. 主語名詞句の種類と助詞類の使用
2. 述語と主語名詞句における助詞類の使用
3. 文のタイプと主語名詞句における助詞類の使用
4. 目的語など他成分名詞句における助詞類の使用との関係

第5章 典型的な無助詞文と現場性
1. 指示対象が発話現場に実在する場合の助詞類の使い分け
2. 指示対象が発話現場に実在しない場合の無助詞の使用
3. その他の名詞句に後続する無助詞の使用

第6章 限定的現場性と例外
1. 無助詞名詞句の限定的現場性
2. 「ハサミある?」類の無助詞文

第7章 助詞類の使用における韓国語と日本語の違い
1. 話し手を表す主語名詞句の場合
2. 疑問詞疑問文における助詞類の使い分け
3. 助詞類のその他の意味用法

第8章 情報構造と主題
1. 発話文の情報構造について
2. 「主題」について
3. 「文頭名詞句」の定義

第9章 助詞類と主題
1. 無助詞主題と「指差」
2. eun/neun・ハ主題と「対比」
3. i/ga 主題とガについて
4. 「文頭名詞句」の情報構造と助詞類

第10章 課題と展望
1. 全体の要約
2. ヲ・eul/leul 格について
3. 社会言語学的な観点

参考文献
付録Ⅰ(例文のグロスについて)
付録Ⅱ(資料における発話文の分析(Coding)基準について)
索引


【著者紹介】

金智賢(きむじひょん) 1974年、韓国大邱生まれ。現在、宮崎大学語学教育センター准教授。


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