副詞 と 文 工藤浩 著 副詞 と 文 工藤浩 著
2016年10月刊行

副詞 と 文

工藤浩著

A5判並製  定価4,800円+税

ISBN 978-4-89476-788-1

ひつじ書房

Adverbs and Sentence
KUDOO Hirosi


【内容】
《副詞》の 機能システムと 《文》の 叙法形式との 相互関係の 分析を めざした、論文の 集成である。山田文法と 時枝文法とに 理論的な ひずみ(非両立的な 類縁関係)が あった 「副詞」の 構文的な 諸機能は、「かざし」(冨士谷成章) または 《小詞(=制限詞)》の 機能的な システムと みる ように かわり、それが 文の 叙法階層と、《様相限定・陳述呼応》の 二重の 構文関係を もつに いたる。「みとり図」を 参考に 付した。



目次

はしがき

A 副詞論から《かざし》論へ
叙法副詞の意味と機能
評価成分をめぐって
限定副詞の機能
程度副詞をめぐって
「どうしても」考
「たった」は副詞か連体詞か
「もし線路に降りるときは」という言い方
[書評]渡辺実著『国語意味論―関連論文集―』

B 「はきだめ」の 逆襲と 再生と
「情態副詞」の 設定と「存在詞」の 存立
山田文法批判 ぬきがき
日本語の文の時間表現

C 文から《叙法性》へ
現代日本語の文の叙法性 序章
文の機能と 叙法性
こと‒ばの かた‒ちの こと

D みとり図 2 葉
1) 語 と 文 の 組織図
2) 動詞述語の パラダイム

初出一覧




【著者紹介】
工藤浩(くどう ひろし)
1947 年3 月 うまれ、小学時代 東京―大阪―東京と いききして言語形成期を そだつ。 東京大学大学院博士課程(国語学)中退。国立国語研究所 主任研究官、東京外国語大学 教授を へて、現在 東京外国語大学 名誉教授、三鷹日本語研究所 主宰。
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kudohiro/index.html


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