日本語語用論フォーラム 1 加藤重広編 日本語語用論フォーラム 1 加藤重広編
2015年12月刊行

日本語語用論フォーラム 1

加藤重広 編

装丁 中野豪雄+川瀬亜美(株式会社中野デザイン事務所)

A5判並製  定価4,800円+税

ISBN 978-4-89476-761-4

ひつじ書房

Japanese Pragmatics Forum 1

Edited by Shigehiro Kato

【内容】

今までの日本語の文法や談話の研究の中には、場面や文脈など語用論的な観点が既に含まれ、客観的に見て「語用論」的なものが多くあった。一方、語用論研究では欧米の研究の摂取を主軸にしており、日本語の「語用論」的な研究と触れあうことが少なかった。本書は、日本語の研究と語用論の研究が通じ合う広場(フォーラム)となることを目指し、新しい研究成果を紹介する。




【目次】

『日本語語用論フォーラム』刊行にあたって


語用論がかかわる次元と日本語―初めに間主観性があった、と言ってはならないか?
滝浦真人

発話的な効力と発話内的な効力―日本語の疑問形式を出発点に
加藤重広

ダイクシスからみた日本語の歴史―直示述語、敬語、指示詞を中心に
澤田淳

逸脱文の意味と推論―逸脱的な「のが」文の実例考察
天野みどり

条件節で疑問文を引用する構文―認知語用論的考察
山泉実

ネオ敬語「(ッ)ス」の語用論的機能
呉泰均

接続詞「なので」の成立について
尾谷昌則

「残念な」の客観化にみる語用論的制約操作とポライトネスの希薄化現象
首藤佐智子

特定秘密保護法に関する記者会見記事の批判的談話分析―トピック・連鎖・構造を中心に
名嶋義直


執筆者紹介




【編者】
加藤重広(かとう しげひろ) 北海道大学・大学院文学研究科教授
主な著書:『日本語修飾構造の語用論的研究』(ひつじ書房、2003)、『日本語統語特性論』(北海道大学出版会、2013)ほか。
【執筆者】
天野みどり、尾谷昌則、呉泰均、加藤重広、澤田淳、首藤佐智子、滝浦真人、名嶋義直、山泉実


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