フランス語学の最前線3 川口順二 編 フランス語学の最前線3 川口順二 編
2015年5月刊行

フランス語学の最前線3

【特集】モダリティ

川口順二 編

装幀 井上智史

A5判並製  定価5,000円+税

ISBN 978-4-89476-756-0

ひつじ書房

Studies at the forefront of French linguistics

Volume 3: Modality

Edited by
Junji Kawaguchi



【内容】
フランス語学の最新の成果を世に問うシリーズ第3巻。本巻はモダリティを取り上げ、多様な方法論による分析を展開する。論じられるテーマは法形容詞、蓋然性副詞、強意、動詞接続法、コネクター、反実仮想、所有形容詞、命令、論証、アイロニー、主観性そして呼びかけ、一般言語学レヴェルでも有効な問題提起が行われる。執筆者:川口順二、山本大地、芦野文武、春木仁孝、守田貴弘、小熊和郎、曽我祐典、中尾和美、フランス・ドルヌ、渡邊淳也、西脇沙織、阿部宏


【目次】

まえがき


フランス語の法形容詞purについて
山本大地

「蓋然性」のモダリティを表すマーカー probablement とéventuellement の対照研究
芦野文武

tout の強意用法について
春木仁孝

接続法の多元的拡張  Le fait que の分布と法の選択 
守田貴弘

si の多義性と発話操作  断定・他性・主体のポジション
小熊和郎

現在・未来の反実仮定と半過去・大過去の使い分け
曽我祐典

所有形容詞をめぐる発話者と対話者
中尾和美

偽装された命令 Je monte, je valide
フランス・ドルヌ

論証的ポリフォニー理論をめぐって
渡邊淳也

反語法を用いたアイロニーと誇張法を用いたアイロニー  意味論的ブロック理論による説明
西脇沙織

疑似主体に基づく主観性について  自由話法の仏日対照を中心に
阿部宏

呼びかけとモダリティ
川口順二


索引 
執筆者紹介 




【編者紹介】
川口順二(かわぐちじゅんじ)
1948年生まれ。1977年パリ第4大学言語学科博士課程修了。国家博士(言語学)。慶應義塾大学名誉教授。
(主著・主論文)「「民間語源」と「学者語源」と「ことば遊び」」『藝文研究』102(慶應義塾大学藝文学会2012 年)、「固有名詞をめぐって」『藝文研究』201(慶應義塾大学藝文学会2011 年)、Cognition et émotion dans le langage(共編著)(慶應義塾大学出版会、2006 年)。


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