ひつじ書房 共生の言語学 持続可能な社会をめざして 村田和代編 ひつじ書房 共生の言語学 持続可能な社会をめざして 村田和代編
2015年3月刊行

共生の言語学

持続可能な社会をめざして

村田和代編

A5判並製 252頁(予定) 定価3400円+税

ISBN 978-4-89476-730-0

装丁 渡部文

ひつじ書房

Welfare-Linguistics: Toward a Sustainable Society
Edited by Kazuyo Murata



言語・コミュニケ―ション研究は、持続可能な社会の構築にどのように貢献できるのか。本書は、この課題に取り組む実践的な言語・コミュニケーション研究の報告に、医療・福祉・政策・環境分野からの視点を加えた論文集である。分野を超えた対話を通して、持続可能な社会・共生と言語・コミュニケーション研究を考えるための一冊。
執筆者:岩田一成、川本充、菊地浩平、高山智子、土山希美枝、バックハウス・ペート、深尾昌峰、松浦さと子、村田和代、森山卓郎、森本郁代、山田容、渡辺義和


■目次


はじめに


第1部 言語・コミュニケーション研究者からの報告

医療コミュニケーションと共生―がん専門相談員のコミュニケーショントレーニングとその課題
渡辺義和

老人介護施設におけるコミュニケーション―会話分析から見た職員と利用者間のテンポの差
バックハウス・ペート

手話とコミュニケーション―接触場面としての手話会話
菊地浩平

外国人とのコミュニケーション―「やさしい日本語」の展開
岩田一成

裁判員裁判の評議コミュニケーションの特徴と課題―模擬評議の分析から
森本郁代

地域公共人材に求められる話し合い能力育成プログラムについて
村田和代


第2部 さまざまな分野の研究者からの報告

医療現場におけるコミュニケーションの課題とコミュニケーション研究者に求めること
高山智子

ソーシャルワークにおけるコミュニケーションの課題―共感を中心に
山田容

環境コミュニケーションの言語学的アプローチの可能性
川本充

地域政策を形成する対話の社会的コンテキスト―「関係」と「環境」に言葉が塞がれるとき
松浦さと子

自治体政策過程への市民参加と議論―アリバイ参加をこえるために
土山希美枝


第3部 座談会

「共生の言語学」座談会
深尾昌峰・村田和代・松本功・森山卓郎


あとがき
索引
執筆者紹介




■編者
村田和代(むらた かずよ) 龍谷大学政策学部教授
[主著・主論文]『ポライトネスと英語教育―言語使用における対人関係の機能』(ひつじ書房、2006年、共著)、『語用論』(朝倉書店、2012 年)、『英語談話表現辞典』(三省堂、2009年、執筆者として参加)、An empirical cross-cultural study of humour in business meetings in New Zealand and Japan.(Journal of Pragmatics 60, 2014年)、Relational Practice in Meeting Discourse in New Zealand and Japan.(ひつじ書房、 2015年)。




ご注文は、最寄りの書店さんでお願いします。
お店に在庫が無くても、お取り寄せができます。
書店が最寄りにない場合は、オンライン書店でご注文ください。

 

 



お急ぎの場合は、小社あてにご注文いただくこともできます。
郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号をメールか、FAXでお知らせください。
新刊案内へ
ひつじ書房ホームページトップへ