亀井秀雄 著 著者のHP
装丁 奥定泰之
四六判上製 608頁 定価4700円+税
ISBN 978-4-89476-641-9
ひつじ書房
文学史の時代区分は、国家という枠組みによってリアリティをもち、成長や開花といった生命体の比喩で語られる。そうした中央集権的な思考や制度的な言説を脱構築する様々なテクストと文体の試みは、どのように展開されていたのか。「第1部 発話と主体」、「第2部 時間と文体」、「第3部 近代詩の構成」、「第4部 文体と制度」の4部構成から明らかにしていく。近代文学研究に大きな功績をあげた著者の単行本未収録論文集。