感動詞の言語学 友定賢治編 感動詞の言語学
友定賢治編
2015年2月

ひつじ研究叢書(言語編) 第102巻

感動詞の言語学

友定賢治編

ブックデザイン 白井敬尚形成事務所

A5判上製 290頁 定価4,800円+税

ISBN 978-4-89476-612-9

ひつじ書房

Linguistic Features of Interjections
Edited by Kenji Tomosada



感動詞研究の広がりを示し、今後の研究の指標となる初めての論文集。感動詞の言語学的性格、応答表現の構造、方言感動詞の記述、「まあ」や「げっ」の記述、日本語非母語話者の運用、会話分析的考察、地理的変異の考察、対照言語学的考察、ビデオ調査法などからなる。

執筆者:青木三郎、有元光彦、金田純平、串田秀也、小西いずみ、小林隆、定延利之、大工原勇人、冨樫純一、友定賢治、野田尚史、パウル・チブルカ、林誠、森山卓郎




目次

はじめに


I 理論的研究
感動詞と内部状態の結びつきの明確化に向けて 定延利之

文末の感動詞・間投詞
 感動詞・間投詞対照を視野に入れて  金田純平

フランス語文法における間投詞の一議論 青木三郎

感動詞と応答
 新情報との遭遇を中心に  森山卓郎


II 記述的研究
予想外と想定外
 感動詞「げっ」の分析を中心に  冨樫純一

「まあ」の強調的用法の生起条件 大工原勇人

富山市方言の「ナーン」
 否定の陳述副詞・応答詞およびフィラーとしての意味・機能 小西いずみ

否定応答詞の考察
 「うんにゃ」を中心に  友定賢治

日本語非母語話者の感動詞の不自然な運用 野田尚史


III 会話分析的研究
WH質問への抵抗
 感動詞「いや」の相互行為上の働き  串田秀也/林 誠


IV 地理的研究
猫の呼び声の地理的研究
 動物に対する感動詞  小林 隆


V 対照言語学的研究
感動詞の多層性をめぐる考察
 日独対照を例に  Paul Cibulka(パウル・チブルカ)


VI 調査法の開発
感動詞類調査のための「ビデオ質問調査票」の開発について 有元光彦

あとがき
語句索引
執筆者一覧  
                                                                                                                                                                                                                                                                                 

著者紹介

編者:友定賢治(県立広島大学名誉教授)
執筆者:青木三郎、有元光彦、金田純平、串田秀也、小西いずみ、小林隆、定延利之、大工原勇人、冨樫純一、友定賢治、野田尚史、パウル・チブルカ、林誠、森山卓郎



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