ひつじ書房 対話による学びへと続く道 学校改革「学びの共同体」づくりのナラティヴ・エスノグラフィー 牧野由香里 編著 対話による学びへと続く道 学校改革「学びの共同体」づくりのナラティヴ・エスノグラフィー 牧野由香里 編著
2013年3月

対話による学びへと続く道

学校改革「学びの共同体」づくりのナラティヴ・エスノグラフィー

牧野由香里 編著

装丁 上田真未

A5判並製 定価2,800円+税

ISBN 978-4-89476-580-1

ひつじ書房



「学びの共同体」とは、21世紀の学校づくりに挑戦する人々が創り出す文化である。教師も子どもも学び合い育ち合う学校に地域や大学を巻き込む複合的なネットワークである。本書はその成長と変容の軌跡をたどり、「学びの共同体」づくりの実体に迫る。物語は登場人物の語りや映像から抽出した写真によって構成される。事実に基づき学校現場のドラマを緻密に再現することにより、「学びの共同体」を読み解こうとする試みである。


【目次】

まえがき
プロローグ

Ⅰ 発端 「学びの共同体」が生まれる
第1章 「聴く」「つなぐ」「もどす」
第2章 「学び合う関係」を築く
第3章 「学びの共同体」を学ぶ
第4章 子どもたちの身体から出ているもの

Ⅱ 挑戦 学び合いを実践する
第5章 実践者と研究者の対話
第6章 先進校から学ぶ
第7章 「物語レポート」で対話する

Ⅲ 転機 教師たちも育ち合う
第8章 ターニングポイント
第9章 学び合い育ち合う
第10章 「しっとり」「どっぷり」「やわらかい」
第11章 ボーリングでもテニスでもなく
第12章 短歌で「つなぐ」走れメロス

Ⅳ 実り 「学びの共同体」が持続する
第13章 安定してるね。
第14章 高槻八中のやり方で
第15章 どんでん返し
第16章 「学びの共同体」との出会い

Ⅴ 実践者の視点
「学びの共同体」への挑戦 高槻市立第八中学校校長 谷崎惠美子
グループ学習に取り組んで 高槻市立第八中学校教諭 内本義宜

エピローグ

Ⅵ 研究者の視点
「学びの共同体」を読み解く  関西大学総合情報学部 牧野由香里

参考文献
あとがき
登場人物・学校・団体名索引
キーワード索引

【編者紹介】

牧野由香里(まきの ゆかり) 関西大学総合情報学部教授。博士(文学)。専門は議論学、修辞学、教育工学。
〈学歴・職歴〉静岡大学教育学部(国語科)卒業。Wheaton College Graduate School(コミュニケーション学)修了。NECソフトウエア静岡、静岡大学、大阪女学院短期大学を経て、現職。
〈主な論文・著書〉市民性を育てる「やわらかい議論」ワークショップの開発(『情報コミュニケーション学会誌』6(2): 16–25, 2010)、『「議論」のデザイン―メッセージとメディアをつなぐカリキュラム』(ひつじ書房、2008)。

【執筆者紹介】

谷崎惠美子(たにざき えみこ) 高槻市立第八中学校元校長(「「学びの共同体」への挑戦」執筆)
内本義宜(うちもと よしのぶ) 高槻市立第八中学校教諭(「グループ学習に取り組んで」執筆)



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