現代日本語における進行中の変化の研究—「誤用」「気づかない変化」を中心に 新野直哉 著
2011年2月
ひつじ研究叢書(言語編)第93巻
現代日本語における進行中の
変化の研究
「誤用」「気づかない変化」を中心に
新野直哉 著
A5判上製 定価6,400円+税
ISBN 978-4-89476-533-7
ひつじ書房
【要約】
本書は、 “役不足”“なにげに” 「“全然”+肯定」のような一般に「誤用」として知られる言語変化の事例や、
“いやがうえにも”“返り討ち”“ていたらく”“万端”といった、実際には変化が相当進行していながらほとんど注目されてこなかった《気づかない変化》の事例など、
現代日本語における様々な進行中の変化について、筆者が約20年にわたり行ってきた研究の成果をまとめたものである。
【目次】
序章 本書の目的と概要
第1 部 現代日本語の「誤用」
第1 章 “役不足” の「誤用」について
第2 章 “なにげに” について—その発生と流布、意味変化
第2 部 「“全然” +肯定」をめぐる研究
第1 章 「“全然”+肯定」の実態と「迷信」
第2 章 「 “全然”+肯定」に関する近年の研究史概観
第3 章 各種データベースによる実例の調査結果とその分析
第3 部 現代日本語の「気づかない変化」
第1 章 “いやがうえにも” の意味変化について—「いやがうえにも盛り上がる」とは?
第2 章 “返り討ち” の意味変化について
第3 章 “ていたらく” について—「ていたらくな自分」とは?
第4 章 “万端” の意味・用法について—今日と明治〜昭和戦前との比較
第4 部 そのほかの注目すべき言語変化
第1 章 “適当” の意味・用法について—「適当な答」は正解か不正解か
第2 章 “のうてんき” の意味・表記について
終章 本書をまとめるにあたって
【著者紹介】
新野直哉(にいの・なおや) 国立国語研究所員。
主な論文:「“役不足”の「誤用」について―対義的方向への意味変化の一例として」(『国語学』175:pp.26-38.国語学会、1993年)など。
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