ひつじ研究叢書(言語編) 第92巻 バントゥ諸語分岐史の研究 バントゥ諸語分岐史の研究 湯川恭敏 著
2011年2月

ひつじ研究叢書(言語編) 第92巻

バントゥ諸語分岐史の研究

湯川恭敏 著

A5判上製 定価8,900円+税

ISBN 978-4-89476-532-0

ひつじ書房

【要約】
アフリカ全体の3分の1強の地域に分布するバントゥ諸語が、1つの祖語からどのように分岐して、現在の地域で話されるようになったのか。本書は、著者が100を越えるバントゥ系言語の語彙と文法を調査した膨大なデータを元に、基礎語彙の比較から、言語間遠近関係を判定し、バントゥ諸語の分岐の歴史に関して説得力ある仮説を提示する。1995年刊行の前著と共に、バントゥ諸語の姿を明らかにするものである。


【目次】

はじめに
序章 方法論
第1章 バントゥ祖地
1.ガスリーの説
2.カメルーン西部説
第2章 ヴィクトリア湖周辺諸語
1.ヴィクトリア湖西岸諸語
2.ヴィクトリア湖西岸諸語とコンゴ河中流諸語
3.ヴィクトリア湖北岸諸語とヴィクトリア湖東岸諸語
4.ヴィクトリア湖南岸諸語とヴィクトリア湖東岸諸語
5.ヴィクトリア湖南岸諸語とタンザニア北部内陸諸語
第3章 ケニア中部諸語
1.ケニア中部諸語
2.ケニア中部諸語とヴィクトリア湖周辺諸語
第4章 ケニア・北部タンザニア沿岸諸語
1.ケニア沿岸諸語
2.北部タンザニア沿岸諸語
3.スワヒリ語
4.タイタ語
5.チャガ語
第5章 タンザニア南部諸語
1.タンザニア南部沿岸諸語
2.タンザニア中南部内陸諸語
第6章 ザンビア諸語とルバ語
1.ザンビア北東諸語
2.ザンビア諸語
3.ロズィ語
4.ルバ語
第7章 ナミビア諸語
1.アンボ諸語
2.ヘレロ語
第8章 南部アフリカ諸語
1.ジンバブエ諸語
2.南アフリカ・ボツアナ諸語
第9章 東南諸語の文法的特徴
1.東南諸語の文法的特徴
2.アンゴラの言語
第10章 コンゴ河諸語
1.コンゴ民主共和国の諸語
2.ガボンの言語
第11章 カメルーン諸語
終章 バントゥ諸語分岐の歴史
Maps
LIST OF COGNATE RATES
各言語基礎語彙一覧
各言語に関するコメント
索 引
あとがき


【著者紹介】
湯川 恭敏(ゆかわ やすとし) 〈略歴〉1941年和歌山県に生まれ。東京大学文学部卒、同大学院博士課程中退。東京外国語大学教授、東京大学教授、熊本大学教授、帝京平成大学教授を歴任。 東京大学名誉教授、博士(文学)。


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