脳からの言語研究入門—最新の知見から研究方法まで 脳からの言語研究入門—最新の知見から研究方法まで 横山悟 著
2010年11月

脳からの言語研究入門


最新の知見から研究方法まで

横山悟 著

A5判並製 定価2,200円+税

ISBN 978-4-89476-522-1

ひつじ書房

【要約】
近年、脳機能計測技術の発達により、人間の言葉・言語を使っているときの脳活動を画像化しようという研究が増えてきている。
本書は、脳からの言語研究に興味を持つ学生及び研究者を対象に、fMRIなど脳機能計測を用いた言語研究の最新の知見と解析方法を丁寧に解説する。
計測機器の利用申請から機器の取り扱い、SPMやMarsBaRといった、基本的なソフトを用いたデータ解析の手順を、図解つきで掲載。具体的に何から始めればいいのか、何を準備してどうすればデータ解析結果が得られるのか、の説明までを網羅した入門書。

【目次】
第1部  脳からの言語研究における準備
 第1章 脳についての基礎的な知識
1.1. 脳の構造
1.2. 言語及び言語に関連すると考えられている脳領域

 第2章 脳の調べ方
2.1. 脳機能計測装置について
2.2. 「機能局在仮説」
2.3. 脳機能データの基本的な解析方法に関する前提
2.4. 最近の脳機能データに対する考え方の変化

 第3章 脳機能研究のための準備
3.1. 実験を思い立ってからデータ収集までの流れの概略
3.2. MRIスキャナを使うには
3.3. fMRI研究に必要なもの
3.4. 実験デザイン作成の基礎知識
3.5. 統計に関して最低限必要な基礎知識
3.6. 実験用の課題選定
3.7. 実験用刺激の選定
3.8. 刺激提示プログラムの作成
3.9. 倫理的側面への対応
3.10. MRIデータ撮像用プロトコル・パラメータ作成
3.11. 実際の実験実施時における注意
3.12. データの取り扱い

 第4章 脳における言語理解研究
4.1. 脳内での単語理解
4.2. 脳内での文理解

第2部  fMRIデータの解析方法
 第5章 fMRIデータのコンバートから、被験者群の解析結果提示まで
5.1. SPM8を用いたfMRIデータ解析の方法、準備編
5.1.1. Matlab及びSPM8の準備
5.1.2. fMRIデータの下ごしらえ作業
5.1.3. SPM8を用いたfMRIデータ解析:個人データ解析
5.1.4. SPM8でfMRIデータ解析を楽にやる方法(バッチ処理)
5.1.5. MarsBaRを用いたfMRIデータの関心領域解析の方法



【著者紹介】
横山 悟(よこやま・さとる)   東北大学加齢医学研究所脳機能開発研究分野助教。
主な論文:「脳内における日本語文理解モデル」『言語・脳・認知の科学と外国語習得』(2009)ひつじ書房.99−112.
  

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