新しいエディターシップを考える会

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         転送大歓迎
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編集は、
「コミュニケーション」「ナビゲーション」
「情報デザイン」「セレンディピティ」
であり、

publishing(出版)は
「公開」「共有」「マーケティング」「産業化」
である。

マーケットとパブリッシングを再架橋する

多くの方の参加をお願いする。

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         転送大歓迎
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新しいエディターシップを考える会 主催

セミナー「エディターシップの現在 2004」

第1回 エディターシップからパブリッシャーシップへ

Webマガジンやネット本など,
紙媒体に限らず柔軟に伝達の方法を考えながら
不況の時代にこそ,「出版」を業として成り立たせる可能性を追求する
その実践の形跡と未来像を語る.

講師のことば

いきなりカタカナの並んだこの題目をいかがなもんかと思ったあなたにこそ,いつも編集(者)至上主義で語られてきた出版という行為の在りようにたいし訝しく感じてほしい.
「志も金も人も必要だ」と素直に言い切れるところから,まずは,新たな「出版者」の可能性を考えてみることにしよう.

講師 佐久間憲一(さくま けんいち)

1957年生れ.82年新潮社に入社.「フォーカス」の取材記者,書籍編集をへて「新潮OH!文庫」編集長に.2001年には総合メディアの展開をめざしバジリコ株式会社の創設に参加し移籍.翌年10月からはポプラ社で一般書の編集,Webマガジン「ポプラビーチ」の編集を担当.この3月より牧野出版代表取締役.

・日時 5月21日.午後6時30分-8時30分
・参加費 1000円(受講生500円)
・場所 日本エディタースクール
・定員 50名

 

出版と編集の力を社会にひらくために

 編集(editorship)とはたんに本や雑誌を作ることにとどまらず,メディアをつくるときに必要とされる総合的な技術です.また出版(publication)とは,そのような広い意味での編集された成果物を社会に向けて発信することを意味します.

 編集や出版の技術やノウハウが,これまでおもに商業出版の場で蓄積されてきたことは事実です.しかし,いまではそうした編集や出版の技術やノウハウが企業や学校,地域社会や家庭といった商業出版以外の場所でもつよくもとめられはじめています.また,これまで商業出版を活動の場としてきた編集者や出版人も,出版界の激変のなか,社会のさまざまなシーンで自己の技術やノウハウを生かしていくことを,選択肢の一つとして探りつつあります.このように,出版と社会の関係は,いま大きな変化の時期を迎えています.

 しかし,編集や出版の技術やノウハウを社会に向けて開くためには,編集者や出版人自身が,みずからの仕事を再定義し,出版の外の世界にも理解可能なかたちで明瞭化していくことが必要であると思われます.

 こうした問題意識のもと,私たちは連続セミナー「出版と編集の力を社会にひらくために」を企画しました.この試みを通じて,編集者や出版人と,出版に関わる他領域の人々(たとえば印刷会社,オンデマンド印刷業者,電子出版関係者,書店人,デザイナー,大学出版関係者,作家など)とのパートナーシップを再構築し,相互理解をふかめ,さらには,編集・出版の社会的な機能を活用しようとしている企業,公共団体,NPOなどへの提案をしていきたいと考えています.みなさんの参加を強く期待します.

 2004年3月18日

新しいエディターシップを考える会

 徳永修(編集者・元デジタルハリウッド編集長)
 仲俣暁生(編集者・「本とコンピュータ」編集室)
 松本功(編集者・ひつじ書房代表取締役)
 稲庭恒夫(日本エディタースクール)

後援:日本エディタースクール


参加申込は以下のURLからお願いします。

http://www.editor.co.jp/editorship/