日本近代語研究4 b飛田良文博士古稀記念
 

日本近代語研究4 
b飛田良文博士古稀記念

近代語研究会編

近代語研究会について

小野正弘先生(明治大学・日本近代語研究 編集委員)のHP

40000円+消費税

ISBN4-89476-234-x


近代語の構造を辞書、文法、語彙、外来語、漢字、地方語、表現といったパースペクティブから分析する論文集の第4弾。今回は日本の近代語研究の発展に大きく貢献された国際基督教大学名誉教授・飛田良文博士の古稀記念論集。38名の論考を収めています。初版は250部のみ。高価ですが、ぜひ大学図書館に入れていただきますようお願いいたします

●●●目次   

飛田良文/外来語研究の方法  
木下哲生/文芸作品における外来語「スーツ」
杉本雅子/森鴎外『ヰタ・セクスアリス』における外来語―使用実態と特徴― 
小野正弘/同語か、別語か?―「無念」の語史を通して― 
田中牧郎/「敏感」の誕生と定着―『太陽』コーパスを用いて― 
小平友美/「芸術」の語史 孫建軍/「義務」の成立 
新野直哉/続・“役不足”の「誤用」について 
真田治子/現代の教科書に残る明治期学術漢語 
佐藤武義/『[万国航海]西洋道中膝栗毛』の二著者の用語 
湯浅茂雄/英和字彙系の一書、『新撰英和字典』の資料性について 
菊地悟/『和英語林集成』初版「和英」「英和」両部における語形のゆれ―字音・語構成等にかかわる異同― 
近藤尚子/二つの「和英」 
村上雅孝/『雅俗漢語訳解』の成立について 
浅田秀子/「擬音語・擬態語」の音韻とイメージの関係について 
Etsuko Obata Reiman/ビジネス界での固有名詞は日本語表記を変える 
笹原宏之/「杁」にみる字体・用法の派生と字体の衝突 
貝美代子/国定読本の文語文―量的推移と短歌の採用― 
今野真二/春陽堂版『禽獣/世界 狐乃裁判』管見 
小椋秀樹/書簡文研究資料としての明治期女子用往来物 
平沢啓/年齢層の言語の異同―明治期富山県議会速記録を資料として― 
矢島正浩/条件表現の史的研究における「恒常性」―検証方法に関する一試案― 
鶴橋俊宏/仮名垣魯文の戯作小説における推量表現 
服部隆/西周の文法研究における「句(Sentence)」 
島田泰子/連用における例示と程度―コンナニ類の程度副詞化― 
田貝和子/樋口一葉の小説作品における時の助動詞について 
園田博文/中国会話書に於ける「へ」と「に」―使い分けについての一考察― 
申鉉竣/近代日本語の補助形式による可能表現について 
安部清哉/近世初期俳諧の語彙と方言分布 
陳力衛/『博物新編』の日本における受容形態について 
羅工洙/近世・近代における中国語の指示代名詞「這般」の受容について 
矢野準/『両禿対仇討』の仮名遣い 
彦坂佳宣/東北人による『広八日記』『桑名日記』の合拗音表記―近世末期南奥地方の合拗音の残存可能性― 
上野隆久/江戸後期から明治期における「〜からのコトだ」と「〜からだ」―『春色暖対英語』と『三四郎』を資料として― 
山田昌裕/原刊本『捷解新語』の「変」な主格表示「ガ」―一七世紀の日本語における位置づけ― 
樋渡登/洞門抄物から見た疑問詞疑問文について 
小林千草/戦国文書『大かうさまぐんき』と狂言「萩大名」―『大かうさまぐんき』の国語史的注釈から― 
小林賢次/大蔵虎明本における狂言詞章の伝承と改訂

*『日本近代語研究』1・3巻は品切です。

 

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